通信の暗号化と予測検知機能など100以上の改善を行った新バージョンZabbix 3.0のリリース

Zabbix社(本社、Zabbix LLC:ラトビア共和国、代表取締役社長: Alexei Vladishev (アレクセイ ウラジシェフ)、日本支社、Zabbix Japan LLC:東京都港区、代表:寺島広大)は、オープンソース監視ソフトウェアZabbixの最新バージョン、Zabbix 3.0をリリースしました。

Zabbixはネットワーク・サーバー・ネットワーク機器・サービス・その他のITリソースの監視・追跡を行うために開発されたエンタープライズクラスのオープンソースのモニタリングソリューションです。幅広いアーキテクチャに対応しており、数十万機器の監視や、1分間に数百万項目の可用性およびパフォーマンス監視が可能です。

最新版のZabbix3.0では、Zabbixモジュール間(Zabbixサーバー、Zabbixプロキシ、Zabbixエージェント)で行われる通信を暗号化することができ、ローカル環境やクラウド上にあるZabbixサーバーとの通信、分散したされた拠点の一元監視において、通信データを暗号化することによりセキュアな監視を実現することが可能です。機密性の高い企業内のデータをセキュアに情報交換することが求められている企業にとって、セキュリティ面での課題を排除することができます。

また、今回追加された予測検知のトリガー関数は、障害の発生を予測してアラートを上げることが可能です。例えば、ストレージの使用量の増加を簡単に分析し、いつ空き容量が枯渇するか予測し、グラフや通知機能によって、重要な問題を予防する事が可能です。

Webインターフェースのデザインを一新し、より洗練された画面になりました。画面還移や基本的な操作性は以前のバージョンから踏襲しています。作成したグラフ、マップ、スクリーンを複数のユーザ間で共有することやダッシュボードからトリガーのイベント情報を表示することも可能です。運用監理者にとってより効率的な運用監視が実現できるような機能改善や機能追加を行いました。

“Zabbix 3.0はあらゆる側面から期待を超えており、データの安全性を保つ暗号化機能の搭載によりこれまで以上にセキュアなものになっています。インターフェースのデザイン変更により効率とユーザー・エクスペリエンスを向上させました。ネットワーク管理がこんなに良いインターフェースで行える事は今までなかったのではないでしょうか。Zabbix 3.0があなたのビジネスをサポートする効率的で手軽なネットワーク監視の新基準を打ち立てます。”15年以上Zabbixをリードし、プラットフォームを進化させてきたZabbix創設者兼CEO のAlexei Vladishevは語ります。

Zabbix3.0はLTSリリースの安定版として5年間サポートを提供し、全下位バージョンのエージェントに対しても互換性を実現しています。

Zabbixの機能の詳細、およびZabbix 3.0の新機能は下記を参照ください。