ZP-1600 : 機能と特徴
Zabbix 6.0プロキシサーバー搭載アプライアンス
最新のZabbix 6.0プロキシサーバーを搭載し、Zabbix 6.0サーバーの子サーバーとして以下の監視を行うことができます。収集した監視データはZabbixサーバーに送付され、監視データはZabbixサーバーで一元管理されます。(本機のみで監視を行うことはできません)
- Ping監視
- VMware環境の自動監視
- TCPポート、NTP、DNS監視
- Linux、AIX、HP-UX、Solaris、Windowsサーバーのリソース監視
- プロセス、Windowsサービス監視
- ファイル監視
- ログ監視、Windowsイベントログ監視
- Webページ監視
- Windowsパフォーマンスカウンタ監視
- Windows WMIによる監視
- SNMP v1、v2c、v3を利用したネットワーク機器の監視
- SNMPトラップ監視
- IPMIを利用したハードウェア監視
- ODBCを利用したRDBMS監視
- SSH/Telnetを利用したエージェントレス監視
- HTTPを利用した監視データの取得
- コマンド、スクリプトを利用した監視機能の拡張
- Javaアプリケーション監視機能 (※1)
- 監視対象機器のオートディスカバリ機能
- 専用ツールによる監視設定の定期および手動バックアップ
- VMwaer仮想環境の監視機能
高信頼性アプライアンス
アプライアンスのベースとして小型、ファンレス、スピンドルレスのハードウェアを採用し、サーバールーム(※2)だけでなくオフィススペースや店舗、工場など設置場所を選びません。オンメモリ技術を採用しハードウェアの中で最も故障率が高いディスク装置を利用しないため、ハードウェアの故障を最小限に抑えることが可能です。
また、Zabbixプロキシサーバー専用機としてOSおよび各種ソフトウェアの最適化を行い、小型ながらおよそ200監視対象(※3)まで監視することができます。
省電力・省発熱・省スペース
通常のIAサーバーと比較して大幅な電力削減が可能な7.7Wという超低消費電力、周辺温度55℃でも運用可能な空調いらずの堅牢設計、占有面積にして約1/38の小型サイズ筐体と、非常に優れた省電力率・省発熱率・省スペース率を誇ります。
設置の容易さ
付属のACアダプタを利用した動作はもちろん、PoE給電でも動作可能となっており近くに電源がない場合や、配線スペースが限られた場所への設置が可能です。
また、オプションで3G通信モジュールを搭載でき、LAN接続が難しい環境でもクラウドやデータセンターなどへの接続を行うことが可能です。
オールインワンZabbixプロキシサーバー
Zabbix社がこれまでに培ってきたシステム監視の技術と経験を投入し、Zabbixによる監視をスムーズかつ安定して行えるよう、周辺ソフトウェアも含めてセットアップ済みの状態でZabbixプロキシを利用することができます。
また、Zabbix EnterpriseサイトにてZabbixのソフトウェアアップデート、追加ソフトウェアの提供、先出しセンドバック保守を一括して提供し、長期間に渡って監視システムを安定維持するためのソリューションを提供します。ソフトウェアアップデートはOSおよびZabbixを含めた検証済みのソフトウェアを本機より一括でダウンロード、インストールすることができ、長期に渡り監視システムの安定した運用をサポートします。
メンテナンスフリー
Zabbixプロキシは監視設定をZabbixサーバーから取得し動作し、収集した監視データはZabbixサーバーに送付します。本機に保存されるデータはすべて一時データとなるため、故障時などは本機を入れ替えるのみで対応が行えます。
また、本機は再起動することで内蔵データベースの再作成を行うことができ、データベースのメンテナンスを容易に行うことができます。問題発生時には本機の電源ON/OFFで対応することが可能となり、作業のために現地に技術者が赴く必要はありません。
システム管理Webインターフェース
システムの稼働状況の確認やサポート情報の取得、ネットワークの設定を行うことができる専用のWebインターフェースを備え、Linux OSを操作することなくシステムの管理を行うことが可能です。
前面LEDによるステータスの表示
前面に搭載されているLEDランプによりZabbixプロキシサーバーの稼働状況と動作状況を表示することができ、管理インターフェースを開くことなく正常に稼働しているかどうかを確認することが可能です。
(※1) 追加ソフトウェアのインストールにより可能
(※2) ラックマウントキット別売
(※3) 20,000監視項目、5分間隔の監視の場合。1監視対象あたり100監視項目としてパフォーマンス測定(ただし、ログ、trap監視および暗号化通信を含まない 。)