PHP 5.5.10のリリース
PHP 5.5.10をリリースしました。パッケージをアップデートすることにより、以下の改善が行われます。
- Zabbix Webインターフェースのパフォーマンスの向上
- PHP実行環境の安定性の向上
- PHP再起動時のエラー表示の改善
また、本パッケージには以下のセキュリティ修正が含まれます。
- CVE-2014-1943 file関数の無限回帰により外部からCPU使用率を上昇させクラッシュを引き起こす可能性がある問題
- CVE-2014-2270 fileinfo関数の問題により外部からクラッシュを引き起こしたり任意のコードを実行できる可能性がある問題
- CVE-2013-7327 imagecrop関数の問題により外部からアプリケーションをクラッシュさせることができる問題
ダウンロード
- php5-mysqlnd_5.5.10-1hf_armel.deb
- php5-common_5.5.10-1hf_armel.deb
- php5-fpm_5.5.10-1hf_armel.deb
- php5-gd_5.5.10-1hf_armel.deb
- php5-curl_5.5.10-1hf_armel.deb
- php5-ldap_5.5.10-1hf_armel.deb
- libvpx0_0.9.1-2_armel.deb
インストール時の注意点
- PHP 5.5.10へのアップデートにはzabbix-enterprise-release-zs5200-3以降、zabbix 2.0.11-2以降のWebインターフェースがインストールされている必要があります。
- aptコマンドでアップデートを行う場合、以下のようにphp-commonのパッケージを指定してアップデートを行ってください。
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get install php5-common
- アップデート後にZabbix Webインターフェース上に「date(): It is not safe to rely on the system's timezone settings.」エラーが表示される場合、アプライアンスにログイン後以下のコマンドを実行してください。
$ sudo dpkg-reconfigure zabbix-frontend-php